指揮者 小森 康弘(Yasuhiro Komori)

東京藝術大学音楽学部指揮科首席卒業、同大学院修了。

在学中の2004年4月、世界的指揮者クルト・マズアによるマスタークラスの受講生に抜擢され、指導を受けた。同年6月、首席卒業生による芸大定期『新卒業生紹介演奏会』に出演、芸大フィルハーモニアを指揮する。また2004年、05年ウィーン夏期音楽セミナーに参加。成績優秀者としてファイナルコンペティションに出場、第3位を受賞した。2006~07年、ウィーン国立音楽演劇大学オーケストラ指揮科に留学。その後ドイツのミュンヘンに拠点を移し、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団において研鑽を積んだ。指揮を小林研一郎、佐藤功太郎、松尾葉子、田中良和、小田野宏之、ハンス=マルティン・シュナイト、ウロシュ・ラヨヴィッツ、エルヴィン・アチェルの各氏に師事。
これまでにウィーン・プロ・アルテ・オーケストラ、ウクライナ国立ルガンスク・フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京ユニバーサルフィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、奈良フィルハーモニー管弦楽団、瀬戸フィルハーモニー交響楽団、N響メンバーによるアンサンブル等、国内外の多数のオーケストラを指揮する。
現在、東京音楽大学指揮科助手として広上淳一教授の下、後進の指導も行っている。

 

オーケストラ:日之出交響楽団

2012年10月に、平均年齢23歳という今後様々なシーンで活躍するであろう、首都圏在住の音楽大学の現役学生や卒業生のみで結成された若手音楽家たちによるオーケストラ。
自主公演となる定期演奏会の中では毎回〝超有名曲プログラム〟を演奏していくことにより、個人のスキルアップと、それによる楽団の発展を期待している。
また、オーケストラのみに留まらず「日之出交響楽団室内楽シリーズ」を主体とした室内楽形式での演奏活動や、中高生への合奏・個人指導などといった後進の育成にも力を入れる。 
結成より音楽監督に河地良智を迎え、顧問に森茂(元(財)日本フィルハーモニー交響楽団 首席ティンパニ奏者)を擁する。
「ソロからバンド、そしてオーケストラまで」をコンセプトに、音大生と卒業生支援を目的とした様々な演奏会やライブイベントなどを主催・運営する、日之出音楽プロジェクトに所属。
これまでに2回の定期演奏会と1回の室内楽演奏会を行い、アマチュア合唱団の伴奏、オペラ伴奏、各種イベント等に出演し好評を博す。